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新婚旅行記(オランダ・オーストリア)

使用航空会社:KLMオランダ航空
同伴者:杉浦留美(奥さん)
期間:2000年5月20日〜28日
費用の内訳(円換算):
宿泊費→
食費→¥
移動費→¥(航空券万円含む)
入場料→¥
お土産→¥
雑費→¥

5月20日
関空からアムステルダムへ・アムステルダム観光
10時発15時着。時差は7時間。よって乗ってる時間は12時間。長い。その間機内食が二回、それにインスタントラーメンやらチョコやらなにやら、、、とにかく食っては寝る12時間だった。また、前の席に座っていた女の子2人がやたらとなついてしまって参った。オランダ人のお父さんと日本人のお母さんの子供らしく、英語と合わせ三ヶ国語が話せてしまう。うらやましい限り。我々が起きている間ほとんどずっと話しつづけている。妹はまだあまり話せないらしく、ギャーギャー言ってるだけなのだが、おねえちゃんがすごい。果てはクイズとか出してきて考える暇を与えず、「間違えてもいいよ!」って。それと、絵が好きな子で、似顔絵我々の似顔絵を書いてくれた。これが結構うまくて、いい記念になった。いつの日かまた会いたいものだ。
さて、アムステルダムはスキポール空港に到着。さーて、電車で中央駅まで行って。。。と思ってチケット売り場に並んでたら日本人の人が、「あ、今日電車走ってませんよ。」って。え?ストか何からしい。で、どうやっていくの?バスとトラムを乗り継いで、、、え〜〜〜!いきなり前途多難。電車だったら20分くらいの道のりなのだが、バスとトラムで約1時間。何とかホテル「クラウンプラザアムステルダム」に到着。アムステルダム中央駅部屋に入ってみるとちょっと小さくて、何となくビジネスホテルちっく。テレビにキーボードがついててインターネットができるようだった。すげー。
日本時間ではすでに真夜中なのだが、そうは言っていられない。寸暇を惜しんで観光に出かける。まずはアンネフランクの家。俺は前に友達と来たことがあるのだが、奥さんは初めてなのだ。二回目にきて、なんかさらにきれいになってるような気がした。これはいいという意味ではなくて、昔の遺物を保存するところとしては妙にきれいなのは作られてる印象が残る。ユダヤ人虐殺の歴史がいろいろと書かれてあって、日本語ではないものの非常に痛ましく、感じさせられることも多いのだが、何となくさらりと出てきてしまった。
で、次はクルージングだ!!アムステルダムは運河が網の目のようにめぐっていて本当にきれいな町なので、中央駅前にはクルージングの会社がたくさん陣取っていて、その一つに乗り込む。約1時間のクルージングなのだが、説明がドイツ語、フランス語、英語の三種類であったこともあり、途中から2人ともフラフラ。日本時間では朝の3時くらいなのだ。いろいろと見たような見てないような、、、という感じで終了
今日はとりあえず飯食って寝よう!ということで、ガイドブックを見て目的の「ハーシェクラース」へ。これがまた遠くて、歩いてる途中も、なんか頭がぐるぐる回ってるような感覚。すでに眠いというより気を失いかけてる。道に迷いながらお店に到着。サーモンと牛ヘレ、野菜スープを注文。メインのこの三つはちょっとチーズの匂いがするものばかりで、なるほどこれがオランダなのかなぁ、、なんて思ってたのだが、その後、メイン料理についてるものらしいのだが野菜の皿が三皿。にんじんとポテト、たまねぎのようなものをチーズソースでつけたようなものの三皿なのだが、これが何とも。にんじんは5本ほど、ポテトもサイコロのように切ったポテトが山盛り、そして最後のやつがまずい。そもそも多すぎ。何なんだこれは。まぁ全体的にはそこそこ美味かったようにも思うのだが、そもそも眠い、眠すぎる。食べてるときも待ってるときもちょっと気を許すとどっか行ってしまいそうになる。
早々に清算を済ませ、ホテルに帰り、一瞬で睡眠。恐ろしい一日だった。

5月21日
ザーンセスカンスへ風車を見に行く
7時起床。辛い。まだまだ寝てたーい!ぼーっとしながら着替えて朝食へ。バイキング方式でいわゆるパン、卵焼きやらソーセージ類等いろいろ。サラダだ!と思って取ったもののドレッシングがない。前の人が何やら白いものをかけてるのでかけてみるとヨーグルト!こっちの人はサラダにヨーグルトかけるのか?結構まずい。でもパンなどはとてもおいしくて、腹いっぱい食べて意気揚々出かけたのだった。
外に出てみるとあいにくの雨。列車に揺られて約半時間。コークザンディークという駅から20分ほど歩くと風車の町に到着。オランダも最近は風車が減ってきてて、数少ない風車をこの町に移設して、風車の町を作ったんだそうだ。中に入ってみると木のにおいがとても気持ちよく、そこから4階くらいまで階段で登れるようになっている。2階では外のベランダに出ることができ、そこには真上に風車の羽根が。風車の見える風景そこからの眺めも最高で、隣の風車やそこに流れる川がもう何とも言えずのどか。これで雨でさえなければ。。。ふと思ったのだが、風車の中って城に通じるものがあるんだよなぁ。
さて、アムステルダムに帰り、とりあえずお昼ご飯。一体マクドナルドはどれくらい日本と違うのか、、、ということで、マクドナルドへ。外国ではセットではなくて「メニュー」って言うのね。で、ダブルチーズバーガーメニューとチキンバーガーメニュー。普通のハンバーガー。ポテトと飲み物の量は倍ほどあったけど。
さて、午後のメイン「王宮」へと思ったらなんとお休み。しかたないのでお隣の新教会へ。これまたすごい教会で二人ともびっくり。イスに座ってくつろいでるとやっぱりまだ疲れてるらしく、スヤスヤ。。。奥さんにあきれられました。
さて、どこ行こうかと思ったんだが、やっぱりアムステルダムは町がきれいなところだからちょっと離れた喫茶店まで散歩しよう。ということで、あっちへぶらぶら、こっちへぶらぶら。そして到着しました、なんと内装が文化財指定されているという「カフェアメリカン」。ストロベリーケーキとコーヒー。とてもおいしかった。こっちのケーキはあまりにも甘いのが多いが、これはとてもおいしく、2時間くらいだらだらしてた。
ちょっとゆっくりしすぎたか、あわただしく駅に向かい、空港へ。オランダはここまで、オーストリアへ入国なのだ。夜10時過ぎに到着だったもので、万全を期して日本で予約していた送迎の人にホテル「ラディゾンSASパレー」まで送ってもらう。玄関に着いてみると、なんと重厚な石造りの建物。アムステルダムのホテルと違って豪華で、広い部屋。かんどーしながら眠りに。

5月22日
シュテファン寺院と王宮
朝8時に起床。やっぱり眠い。やはりバイキング形式の朝食。結構充実。なんかチーズのようなものが入ったパンがあって、興味深くて取ってみたのだが、チーズではなく、ほとんどクレープのようなもので、でもクレープほど美味くはなかった。
さて、ウィーンといえば、とりあえずシュテファン寺院!ということで、ホテルからてくてく。やっぱり雨。歩きながらウィーンの建物を見てるとなんかみんな5階か6階建てで、とにかく重厚。玄関のところに人の顔がいっぱい。どこでも名所になりそうな感じ。かわいい系の建物が多かったアムステルダムとは対照的だった。そんな中を抜けて歩いていくと、だんだん見えてきました、どーん!!でかい!そして黒ずんだ壁、屋根には鮮やかな青色でハプスブルク家の家紋「双頭の鷲」が。でかさにも驚いたが、お寺に双頭の鷲がいるってのも相当驚いた。(しゃれではなく、、、(^^;))
で、北の塔に登るエレベーターがあったので登ってみる。なんかすぐ着いたので結構下の方かと思いきや、思った以上に上のほうに来てる。雨と風が強くて、景色をゆっくり見てるどころではない。でもそこにあったでっかい鐘には驚いた。西ヨーロッパ一大きいらしく、強烈。鳴らしたら吹っ飛びそう。しかし何でこんなところに。。。
さて次はカタコンベ。シュテファン寺院の地下にある。部屋の中央にある階段から、ガイドさんについて地下へ。ガイドさんの説明はドイツ語と英語なのだが、結構ゆっくり話してくれてそこそこ理解できた。で、奥に行くにつれて、出て来る出て来る。何がって、骨骨骨。ぎゃー!!!どうも昔ペストにかかった人をみんなに移らないように、この地下に入れていったらしい。その人が死んでいった跡なんだそうだ。なんと2000体以上あるというからすごい。でも王家の棺おけとかが保管されてるところでもあるわけで、そこに病気の人を入れていったってのもすごい話。ちょっと重ーい気持ちで外へ。
とりあえずシュテファン寺院はこれくらいにして、次はオペラ座へ。折角ウィーンへ来たんだから、オペラやコンサートを見たいなぁということで、二人とも正装になれるように服を持ってきたのだ。そのためにも何とかしてチケットを、ということで、オペラ座へ。オペラ座のチケットを買う前にその前にいたお兄さんがシェーンブルン宮殿でコンサートがあるからチケットを買わないかと言われ、折角だしということで、購入。続いてオペラ座のチケットコーナーへ。「さまよえるオランダ人」というオペラのチケットをを購入。コンサートは3000円ほど。オペラは5000円ほど。思ったほど高くなく、コンサートとオペラを見れそうだ。
さて、腹も減ったし、昼飯にするか。ということで、近くにあったレストランに。メニューを見ると全部ドイツ語。店員さんに英語であーでもないこーでもないと相談しながら、何とかスープとパスタを注文。スープはブロッコリーのスープ。パスタは海老のパスタ。どっちもとてもおいしくて、大満足。パスタは讃岐うどんのような平べったい麺で、変な感じだった。ただ、二人で約5000円。昼飯にしてはちょっと高かったが、量も少し多いくらいで、十分。納得で次行ってみよう!
次は「王宮」地図を見ると、どーんとでっかい範囲を占めている。期待しながら向かうと、ん?町のちょっとでっかい建物バージョン?もうちょっと歩くと、おっとまたまたでっかい建物が。うーん、じゃあもうちょっと奥に、、、おっと、どどどどどーん!!結局、最後のが一番の正門で、ミヒャエル門というらしい。とにかく重厚で、でかくて、何とも評しようがない。再度ガイドブックを見直して、入口発見。スイス宮というのに入ってみると、豪華絢爛というイメージとはうらはらに、何か展示物の山。王様の衣装とか王冠とか、、、すごいんだろうけどなぁ。再再度ガイドブックを見直してみて、ここだ!と王宮宝物館へ。前半はシルバーコレクションというらしく、とにかく食器の山。山という言葉では表現しきれない。おっそろしい量の食器。銀だけでなく銅や陶器も、、、もううんざり。そこですでにうんざりしてたら後半は豪華な部屋のオンパレード。ロココ調と言うらしい壁で、とにかく王宮なのだ。もうフラフラになりながら外へ。新王宮疲れたってので英雄広場へ。行ってみるとまたまたズガーン、と建物3つ。新王宮と美術館2つ。もういいって。しばらく芝生でごろごろしてからお買い物へ。
この夜はコンサートなのだが、スニーカーしか持ってきてないのだ。最初から記念に靴を買うつもりでやってきたので、予定通り。一件目の靴屋さん「サラマンダー」で二人速攻決定。二足で30000円弱。ホテルに帰ってゴロゴロしてるとすぐに7時過ぎ。コンサートが8時30分からだから、、、急がないと。
ということで、地下鉄に乗ってシェーンブルン駅へ。宮殿まではすぐ近く。宮殿の入口ではなくて、通用門のようなところから入る。入ってみるとすごい行列。並んでみて気づいたのは、これはほとんどツアー客らしいということ。日本人も多かったが、諸外国のツアーも多いようだった。日本人はなんと着物を着たおばさん方が闊歩している。うーん、強烈。受付を抜けて入ってみると、宮殿?という感じの普通の長方形の部屋に舞台があり、パイプ椅子が並べてある。???何か変な気がしてたのだが、とりあえず席を確保する。公演が始まってみると、オーケストラとは名ばかりの10名ほどの演奏で、その前でなんかよくわからんダンスが踊られる。モーツアルトとシュトラウスの曲らしいのだが、とにかく一つ一つが異常に短くて、学芸会のよう。一応ちゃんと幕間もあって、入口のところでお酒とかを買えるようになってるんだが、それよりもお土産のコーナーのほうが大きかったりして。
こんなすごい宮殿でやるんだから、、、と安易に考えた俺たちの完敗。何かどこのガイドブックにも載ってないと思った。全然本格的なものではなく、観光用のコンサートだったわけだ。うーん、よく考えてみればそうなんだなぁ。冷静な判断ができなかった自分たちを反省。後半は爆睡してしまったのであった。
最後の拍手で起きてみるとなんと10時過ぎ。恐ろしい。一回寝てしまうと恐ろしい眠気が襲ってきて、フラフラになりながらホテルへ帰り、でも晩飯食ってないし、というのでマクドナルドでお持ちかえりー!!
ということで、ホテルの部屋でハンバーガーとポテト、ホットコーヒーを飲んだまではよかったが、、、ふー、お腹も一杯になったし、あー、あとは風呂に入って寝るだけだなぁ。。。

5月23日
シェーンブルン宮殿とオペラ
はっ!!!え?何?げーーー!!!やってしまった。あのまま風呂に入らずに寝てしまった。しかも二人揃って。ははは、取りあえず歯を磨いて、お風呂入って、朝食だ!
ホテルを出て、さーて今日はちゃんとシェーンブルン宮殿を見るぞ!ということで、またまた地下鉄の駅に向かう。その途中、市立公園を通っていくと、あの有名な金色のシュトラウスちゃんがバイオリンを弾いてる。結構顔の濃いおっさんだなぁ、なんて不謹慎なことを考えつつ、地下鉄へ。宮殿の中は、とにかく期待を裏切らない豪華さだったが、はっきりいって昨日の王宮でうんざりしていたこともあって、あんまり感動というほどでもない。シェーンブルン宮殿どちらかというと、庭。これがまた広くて、広いだけじゃなくて通路がきれいに整備されてて、かつその向こうにはグロリエッテという神殿のようなものがドーン。この辺の組み合わせが圧巻だった。
この庭をうろうろしてると、リスがチョコチョコって出てきて、歩いてる人の前にきて、「何か頂戴」って感じでおねだりする。これがめちゃめちゃかわいい。たまたまパンを持ってたので、あげようかなと思って荷物から出してるとどっか行ってしまった。残念。仕方ないので小鳥とかにあげたりして。奥さんは手のひらで餌付けしたりして、結構楽しんでたなぁ。
さて、地下鉄に乗って市内へ。昼ご飯どうしよう?じゃぁお待ちかねのホテルザッハー?てなわけで、やってきました。オペラ座の裏にあるホテルザッハー。あの有名なザッハートルテ発祥の地なのだ。とりあえずお昼ご飯ということで、適当にスープとパンを注文。これを平らげたあと、さてデザートだ!ザッハートルテ2つと、コーヒーが、メランジェ(ホットコーヒーの上に生クリームが乗ってる)とアインシュペンナー(これも同じくホットコーヒーに生クリームが乗ってるんだが、グラスで出されるのだ)。この二つのコーヒーもまた有名らしい。で、ザッハートルテはあの甘いチョコレートケーキなのだが、その横にどばっと生クリームが添えられてある。最初見たとき、これは人間の食べるもんじゃないぞ。と思い、こわごわと手をつけてみると、、、あれ?ケーキの側の生クリームもコーヒーに乗ってる生クリームも甘くない。おー、これはケーキの甘さを緩和するためのものだったんだ!!ということで、両方の生クリームをフルに使いきって、何とか二人ともザッハートルテを攻略したのでした。
さて、ちょっとお土産でも買う?ということで、紅茶のお店をはしご。まずシュテファン寺院の裏手「ハース&ハース」ウイーン大学の近く「デンマース」それからオペラ座近くのスーパー、、、うろうろうろうろ。コーヒーやら紅茶やらいろいろ買って、ホテルへ。
買い物すると結構に持つ増えたなぁ。当たり前だけど。オペラ見るまでにはちょっと時間あるし、日本まで荷物送ってみるかな、これも経験経験。で、中央郵便局。SALというのにするとあまり高くなく送れるとガイドブックに書いてるし、これでいこう!えーと、ここに送り元、ここに送り先。ふむふむ。これよろしく。え?ここじゃない、一階下?わかりました、よいしょっと、階段下りてっと。さて、これよろしく。え?別の伝票?はいはい書きますよ。さらさらさら。これでいいっすか?おっけー?ふー、よかったよかった。で、いくらですか?900シリング?はいはい、、、えーと1000シリング札があったよなぁ。ん?1シリングが10円だから。。。え〜〜〜!!!9000円?!ひえー、でもここまできてやめるわけにも行かず、、、泣く泣く9000円を払ったのでした。
さて、気を取り直して夕食。ガイドブックに載ってる店でウイーン料理を食べる。ヴィーナーシュニッツェルと、ターフェルシュピッツ。シュニッツェルはもうほんとトンカツ。ターフェルシュピッツは、ステーキを薄く切ったやつをタルタルソースで食べる感じ。どちらもおいしかったのだが、こういうメジャーなガイドブックに載ってしまうと、どうも日本人慣れしてしまってて、何か地元に来た感じがなくて面白くない。日本人は5,6組来てたし、メニューは日本語だし、ま、でも名物料理が食べられてよかった。どちらもおいしかったし。ということで、次はオペラだ!オペラ座
オペラは8:30からだから、、、8:00にはホテルを出ないと、、、えーと、結構時間がない。急いで正装に着替え、路面電車に乗り込む。オペラ座前で降り、8:10?オッケーオッケー。と、チケットを取り出してみると「開演8:00」???え!始まってる!!大急ぎで入場、案内されるまま、3階のボックス席へ。案の定始まってて真っ暗な中にオーケストラの音が。すごい小さなボックスだったけど、入ったときは目も慣れてないし、小さいんだろうけど・・・どこに座ったらいいかもわからんし、、、ウロウロ。すると一番後ろに座ってたおばさんが、ふと席を立って「ここ座り」てな感じ。ん?よくわからんけど、、、とそこに座り、と、その瞬間幕がバー!!と上がって舞台が。いやぁ、舞台自体は何とか間に合ったのでした。
約5,000円の席にしてはすごいいい席で、なによりオペラ座自体の歴史と舞台装置、オーケストラなんかがもう素晴らしくて、さらにその劇の中の歌声とか、もうすごくて感動。こういうのを期待してた!って感じのものが見れて大納得。唯一残念だったのは、いかんせんすべてドイツ語。なーんにもわからん。「さまよえるオランダ人」てな劇だったのだが、誰がどうさまよっててどうなのか、、、主人公らしき人は三人いて、二人が男、一人が女で、その一人の女の人を二人の男が争ってるんだろうなぁという位しかわからなかった。実に残念。
ということで、とにかく何もかも前日のコンサートとは比べ物にならなかったのでした。何が一番違ったって、もう幕間。約15分間、みんなカフェのようなところでお酒を頼んで、宮殿の一室のようなギャラリーとかでお酒を楽しんでるという雰囲気。すごい上流階級というムードぷんぷんで、正直俺たちって、、、分不相応?て感じだった。その間にぶらぶらとオペラ座内部を見学してたのだが、正面の階段なんてあの「タイタニック」に出てきたような、すごいゴージャス。全く感想の述べようがないといった感じであったのでした。といいつつ、後半は眠気に負けがちになりながら、、、だってわかんないんだもん!!!
ということで、感動覚めやらぬままホテルに帰り、お風呂、歯磨き。今日こそはちゃんと寝るぞ。翌日はザルツブルグに向けて9:15の電車に乗らないといけないから、、、6:30起床かなぁ。目覚ましを合わせて、、おやすみなさい。

5月24日
ザルツブルグ観光
ピピピピピ!あ、目覚ましだ、起きないと。。。

ん?あれ?8:30?えー!!これでは9:15の電車になんか乗れるわけない!!うぎゃー!!やってしまった。あの目覚ましから2時間も二度寝してしまった?ああぁ、、とりあえず留美を起こして・・・沈黙のままとりあえず着替え、、、はあぁ、ふと腕時計を見ると、、、あれ?「7:30」???ん?なんで?
よくわからないままに確認のためテレビを付ける。やはりどうも7:30らしい。うーん、時差を合わせ間違えてたのね。この旅行一番あせった瞬間でした。結局朝食も普通に食べて、予定通りの電車に乗ってザルツブルグに向かったのでした。
途中のどかな田園風景を眺めながら、あっという間の三時間。ザルツブルグに着いて、とりあえず駅のロッカーに荷物を入れ、観光に繰り出す。まずはミラベル宮殿。ここは宮殿の中には入れないのだが、庭に自由に出入りできる。サウンドオブミュージックではこの庭でみんながドレミの歌を歌ったらしいのだが、、、うーん、記憶にあるようなないような。でもこの日はとてもいい天気でベンチに座って、ボーっと、ずっとしてたかったがそうもいかず、名残惜しげにザルツァッハ川方面に。ザルツブルグ川沿いにあるカフェでお昼ご飯。例によってスープとパン、コーヒーとケーキ。スープはコンソメみたいな感じで、ケーキも結構おいしく、満足。それ以上にそのカフェから見える景色。川向こうに見える宮殿やら大聖堂、そして雄大にそびえるホーエンザルツブルグ城砦。いやぁ、楽しみ楽しみ。
さて、お城に向かう道々、モーツアルト橋を渡る。この橋は、サウンドオブミュージックで歌を歌いながら渡った橋らしい。お、これはかすかに記憶にあるぞ。ふむふむ。とにかくいろんな場面でサウンドオブミュージックのこの場面で、ってのが出て来る。一回見返そうかなぁ。モーツアルト橋を渡ったところのレジデンツ広場も、ケーブルカー乗り場の横にあるペータース墓地も、同じくどっかの場面に出てきたらしいのだ。
さて、ケーブルカーに乗ってお城へ。時間があれば階段を登って行きたいところだったのだが、残念ながらそれほどの時間もない。しかし城塞というだけあってでかい。上を見上げながら歩いていくと、前にはザルツブルグの町並みが一望の下に。すげー!!とにかく一番高いとこに上りたいー!!ってなわけで、階段を登り、ちょっと歩いて登り、また登り、、、あれ?博物館はあるんだけど。どーも上までは登れないらしい。残念。とはいえ、すごいお城だった。
さて、次はモーツアルトの生家。入ってみると日本人ツアーが一室を占領、何か解説をしている。こういう狭いところではそういうのやめてほしいものだ。で、一通り見て、さらっと出てきてしまった。なんかアンネの家と同様、何か手を加えられすぎてて味気ない印象。多分いろんな人がくるので儲かるんだろうなぁ。でも何か当時の面影を偲べなくなってしまうとあまり価値が感じられないよなぁ。
てなわけで、アイスを買って、食べながら町をウロウロ。うーん、大聖堂でも入ってみる?入ってみると、これまたデカイ。大司教が治めてた町らしいから当然なのかも知れんが、まぁすごいね。入口の真上にパイプオルガンがあるんだが、なんと6000本ものパイプが使われてるんだそうな。恐ろしい。大聖堂を出ると、表でチェスをしてる人たち発見。なんと10m四方位のチェス盤がかかれてて、これの上にでっかい石の駒を置いてやってる。周りには20人くらいの人がそれを鑑賞。のんびりしてるなぁ。この日って平日なんだけどなぁ。なんて。隣の広場ではパン屋さんの屋台が一杯出てていい匂いぷんぷん。よし今日の晩御飯はパンにしよう!ということで、3つほどでっかいパンを買ったのでした。
さて、宿泊地であるシュロスフシュルはちょっと離れてて、ザルツブルグ中央駅からバスに乗って約40分。6時15分発のバスに乗る予定が、うろうろしてて乗り遅れてしまう。次のバスは7:15ということで、時間ができたので、ファーストフード屋さんで腹ごしらえを。その名もユーロスナック。そこで頼んだのが、「シュニッツェルゼンメル」と「フィッシュゼンメル」ゼンメルというのはどうも扇風機型のパンで、こちらでは非常にメジャーで毎朝朝食に出てくる。で、それにシュニッツェルと魚の揚げ物をはさんだハンバーガーなのだが、まぁ後者はほぼフィッシュバーガーでいいとして、前者のは、いわばトンカツバーガー。そもそもパンの倍くらいあるトンカツだから、はみでてて食べにくいのなんの。でも結構いい思い出かも。食べにくーい!
7:15のバスに乗り込み、約40分、シュロスフシュルのバス停に到着。こっちのバス停って名前が書かれてなくて、バスに乗っててもどこで降りたらいいかわからない。周りの人とか運転手さんとかに聞きまくりながら何とか降りる。ホテル名そのままのバス停だから目の前にあるホテル、、、ん?建物が見えないぞ。近くにいた人に聞いてみる。「そこの小道を右に入って、まっすぐ行けば着くよ」なるほど。約100mくらいあるくと、ホテルの看板が。良かった良かった。ん?「この先700m」ええー!!!この思い荷物持ってあと700m?汗だくになりながらようやく到着。こちらはザルツブルグと違ってちっちゃなかわいいお城といったイメージ。チェックインを済ますと、あれ?お城から出てくよ。え?泊まるのは、、、「ゲストハウス」?えー、お城に泊まれると思ったら、泊まるのはお城じゃないの?残念。どうやらお城の中の部屋は全部スイートらしい。ひょえー!でもゲストハウスといいながら部屋は広いし、眺めはいいし、素晴らしい部屋。なんだかんだ言いながら、結構はしゃぎながら外を散歩。ホテルシュロスフシュルこちらはサマータイムということもあるのだが、とにかく夏は日が長い。もうすでに9:00を過ぎているのに普通の夕方4:00くらいと全く変わらないのだ。涼しくて一番いい気候になる。シュロス湖が非常にきれいで、こののどかさは最高。翌日一日ここでボーっとして過ごす?なんて相談を真顔でしてた。すると、そこをボートというか、カヌーに乗って悠然と2,3人が通り過ぎる。「明るい言うても9時過ぎてんねんねんで!!」思わず突っ込みを入れてしまった。
さて、ファーストフード屋さんでハンバーガーのようなものを食べてたので、そんなにお腹は減ってなかったが、とにかくさっき買ったパンを。。。内容はごまパンと、チョコパンと、ピザパンだったのだが、ははは、マズイ。つめたーくなって余計だったのかもしれないが、すんごい油で、食べられる代物ではない。もったいないと思いつつ、翌朝ごみ箱に直行したのでした。

5月25日
ザルツカンマーグート
8:15起床。起きようと思ってた時間より多少遅かったものの、何とか大丈夫。朝食のレストランはお城の中。シュロス湖がきれいに見渡せるレストランで、内容も充実。卵にハムに、お決まりのパターンなのだが、一つ一つの種類が多い。フルーツもたくさんあってガツガツ食ってしまう。あれ?時計を見るといつのまにか1時間も食べつづけていることに気付く。9:56のバスに乗る予定が、全然間に合わなくなってしまった。遅れついでにいろいろ写真をとって、いざ出発。このホテル、お城といいながら湖畔にあるもんだから、バス停のほうが高い位置にあって、つまり帰りは重い荷物を持って上り坂。約一キロ。うー、、フラフラになりながらバス停到着。バスの時間の関係で、いったんザルツブルグ中央駅に戻り、この重い荷物をロッカーに預けることに。再度約1時間バスに乗り、ザンクトギルゲンに到着。船乗り場に行くとすぐに出る船が。ラッキー、とばかりに乗り込むと、中にはおじいさんおばあさんだらけ。何かのどかな雰囲気。みんな定年後にこういうとこにリゾートしに来てるんだろうか。いいなぁ。ただ、この船、どうも水上バスらしく、途中いくつか停船。おばあさん一人だけ降りる、とか、何となく不思議な光景。4つ目の停船場が目指すザンクトヴォルフガング。登山列車の発車時間を見るとそれまでに40分くらい時間があるようなので、とりあえず切符を買ってお昼を食べることに。
登山列車の乗り場目の前のカフェに入り、例のごとくスープとパンを注文。ここのスープはまたコンソメのようなスープで、その中に肉団子が入ってる。これが熱くて、しかも暑い。。。よくわからんが、ちょうど一番暑い時間帯だったのか、汗だくになりながらスープとパンを食べる。登山列車のタイムリミットがあるのでゆっくりも食べていられないのだ。何とか登山列車に乗り込み、発車!ガタンガタン。最初はのどかな農家の間を走り、その内森の中を抜け、そして左手にヴォルフガング湖が。きゃー綺麗綺麗。登るごとに景色が雄大になっていく。すごいなぁ、、、感動しながら見てると、、、お?何か万年雪が出てきたぞ。お?隣の山頂越えたぞ。お、パラグライダーやってるぞ。何かすごいなぁ。ということで、山頂到着。これはどう表現すればいいのだろう。ものすごい大パノラマ。シャーフベルク山最高に眺めのいいところにベンチが10個ほど。その一つに座って深呼吸。いやぁ気持ち良いなぁ。でも電車の時間もあり、そうゆっくりもしてられない。名残惜しみながらシャーフベルク山を後にしたのだった。
帰りは、途中ザンクトギルゲンでバスの待ち時間でお土産を購入。ぶらぶらしながらザルツブルグに到着。乗り継ぎ乗り継ぎで結構大変だったが、シャーフベルク山はそれでも行く価値あり。いろんな民間の乗り物使うから、何か地元に入った感じもするし。ということで、今日も古城ホテルに宿泊。名前が「ホテルシュロスメンヒシュタイン」ザルツブルグ駅に着くと、結構な大雨。これは大荷物で行くと大変だなぁ。ということで、下着とかいるものだけ出してまた駅のロッカーに大荷物をしまいこむ。えーと、そっち方面に行くバスは、、、ないぞ。駅からは出てない。参ったなぁ。とりあえず近くまで行くバスで、、、ここだ!と適当なところで降り、歩き出したはいいけど。今度は山道をどんどん登る。うぎゃー、どこまで行きゃいいんだぁ。途中石の門があったり、くらーい祠があったり、結構不気味。それに加えて遠くの方で雷とか鳴り始めるし。傘を差してた割にはびしょ濡れになってホテル到着。ホテルシュロスメンヒシュタインホテルで晩飯を食べたいというと、レストランに聞くと予約が一杯で、1時間待ちだという。仕方ないので荷物を置いて近くのカフェに。近くといっても結構遠くて1キロくらいだろうか?少し暗くなってきた小道をてくてく。結構不気味。ようやくカフェに到着。カフェと聞いてたから小さい店を想像してたら、結構立派なレストラン。ウェイターがこれおすすめですよ、というからとりあえずもうそれを注文。相当疲れてて悩む元気もあまりない。その名も「アスパラガススペシャル」!!どうもアスパラガスってオーストリアの名産らしく、とにかく何もかもアスパラガス。前菜、スープ、メイン。このメイン料理が強烈で、でっかいぶっといアスパラガスがなんと7本。何とか食い終わると、デザート。これはさすがにアスパラガスではなかったが、チョコムースやら何やら甘ったるーいもののオンパレード。半分くらい食べたろうか、もういらん。こっちの人はどういう食生活をしとるんじゃ?全く。
外はもう真っ暗。怖いので車道の端の方を、そーっと歩いてホテルに帰る。いやぁ外国にきて夜の山道を歩くのは初めて。怖かったー!でも何事もなく到着。ほっとしたところでお風呂に入って寝る。

5月26日
イムパレシュヴァルツェンベルグ!
7:00モーニングコールも頼んだおかげで、スパッと目覚める。この旅行でスパッ起きたのって初めて?さて、朝食朝食。おろ?いつもと違って食べ物がおかれてないぞ。ちょっとキョロキョロ。おっ、注文を聞きに来てくれる。なるほど。オムレツ、ハム、ジュース、内容はあんまり変わってないが、やっぱりできたては美味い。二人納得で、この日はウイーンに戻る日。9:30の電車なので、この旅行で初めてタクシーに乗る。しかもホテルで呼んでもらって。。。ってほんまに新婚旅行なのだろうか。全くもって貧乏学生旅行、、、
インターシティ(特急電車)でウイーンまで約3時間。そろそろ帰国が見えてきて、二人ちょっとブルーが入り始める。帰りたくねー、会社行きたくねー!って、そんなことばかり言ってた。と言いながらも、この日は泊まるホテルが「宮殿」なんと一人50,000円ほどする泊まりなのだ。ウイーンに着いたのが12:00過ぎで、もうチェックインできるかなぁなんて言いながらホテルへ。入口はどこだ?ウロウロ、、、何か鉄の門があるなぁ。ん?「イムパレシュヴァルツェンベルグ」?おー、これだぁ。ってな訳で、門を入るとどどーん、ぎゃー、マジで宮殿。端っこにあるのがホテルのフロント。すげー!なんて感動しながらチェックイン。OK?おー、12時でも全然オッケー、さすが。ルームナンバーが?「5」?後でわかったのだが、3階が1〜9、2階が10〜15、1階が16〜20と、1,2階はすべてスイートなのだそうだ。これだけでっかい宮殿になんと部屋が20しかない。。。ホテルイムパレシュヴァルツェンベルグ確かにスイートではなかったのだが、でっかいタンスに、でっかいソファ。テーブルにはウェルカムフルーツとミネラルウォーター。そして部屋の窓からは、この宮殿の庭がズドーン!もう感動の嵐。二人部屋をウロウロウロウロ、、、すげーなぁ、さすが、、、うーん、いやすごい。なんてよくわからないことをブツブツブツブツ。それくらいすごかった。
感動しすぎてお腹がすくのも忘れがち。お風呂に入ってのんびりして、昼寝。5時くらいになってようやく晩飯と昼飯を一緒に何か食いに行く?と、お出かけ。さーて、最後の晩餐だしなぁ、、、何かウイーンらしい、オーストリアらしいものを、、、と、入った一件目のお店。ん?音楽がスリランカっぽいなぁ。ん?メニューにカバブとか、、、ぎゃー、間違えた。謝りながら退散。うーん、きょろきょろ、綺麗なレストラン発見。今度は店先でメニューを確認、今度は大丈夫。お店のお姉さんと相談しながら注文。メニューになかった「グラーシュ」(オーストリア名物のスープ)を作ってもらうことになり、その他おいしい料理で大満足。二人で5,000円ほどでお腹一杯になったのでした。
ホテルに戻ろうと「リング」(環状路面電車)に乗り込んだものの、どうも逆向きに乗ってしまったらしく、うーん、折角だから一周していこう。ということで、ホテルに戻り、ウェルカムフルーツを食べたり、ごろごろ、、、寝るのを非常に惜しみつつ、オヤスミ。翌日は飛行機の時間があるから6時おき。何としてもちゃんと起きるぞー。

5月27日
飛行機にて帰国の途へ
前日の昼寝のおかげか、目覚めもよく6時きっちりに起床。朝食は6:30からでないとだめなので、当然のごとく我々が一番乗り。どこで食べるのかなぁと、きょろきょろしてると、オープンテラスに案内される。えー、寒いぞ、まだ。と思ったが、それでも巨大な庭に面したオープンテラスはすんごい気持ちいい。早朝のすがすがしい空気を吸いながらお食事。前日と同様注文を聞いてくれて、卵料理にハム料理。連日のように朝食を大量に腹に蓄え、大満足でホテルを後にしたのだった。
空港まではリムジンバスで約30分。思った以上に乗り継ぎがよく、離陸予定時間の3時間ほども前についてしまう。とりあえずいろいろお土産を買って、アムステルダム経由で帰国の途へ。途中機内食が2,3回。ケーキなんかも食べながら、やはり食っちゃ寝状態。になるはずが、思ったほど寝られない。寝ても1時間とかお昼寝程度。日本に着くのが朝の8時なのだから何としても寝ないといけないのはわかってるだけに、、、余計寝られないのか。最後のほうは足がだるーくなってきて、折角眠くなってきたのにそれが気持ち悪くて寝付けなかったり。はぁあ、これがなければ、海外旅行ってサイコーなんだけど。。。

5月28日
帰国および事後処理
朝8時に関空へ。着いたはいいものの眠くて眠くて。一日目のような状況。ほとんど徹夜状態なのだから仕方ない。とりあえず俺の実家のほうに。そして昼飯を食って、奥さんの実家に。お土産の整理やらなんやらして、あわただしく新幹線で千葉に。最後まであわただしい旅行であった。

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