▼ 天空の城ハルナ  …  16:伝説の終焉   大崩壊するハルナ。海に破片がばらばら降り落ちる。N西も破片の中を  木の葉のように舞いながら墜ちて行く。   その様子を眺めながら、飛行機械に乗って脱出していく黒衣とSaxyun‥  Saxyun :「任意、いい子だったのに‥」  黒衣  :「滅びのセリフを使ったんだ。あの子たちはバカどもからハルナを        守ったんだよ‥‥」   だが、ハルナの崩壊は途中で止まる。   Version 1.00以降の部分は完全に崩壊したが、上部の庭園が有った0.93以前の  部分は無傷で残って、上昇して行く‥  うにゅう:「さくら‥」   任意とうにゅうは、0.93の根に引っ掛かっていた。   目を開ける任意。  うにゅう:「0.93がわいらを守ってくれたんや‥」   根を登って行く任意とうにゅうは、途中に引っ掛かったヘッドラインセンサを  見つけ、乗り込む。遠ざかるハルナ‥   その上部の庭園には、ハルナ到着時に出会った女の子が花を持ち、鳥に  じゃれつかれ、何事もなかったかのように歩いて行くのが見えた‥  そして黒衣達のところに舞い降りてくる任意達。   Saxyun :「任意だ、生きてらあ!」   黒衣  :「よく生きてたねえ!」   任意  :「黒衣ー!」   黒衣  :「情けないじゃないか、散々苦労してこれっぱかしさ」   黒衣が懐から取り出したのはハルナから持ち出した、パロディの資料に使う  らしい画像やテキストのデーター。転んでもただでは起きない。   思わず笑いあう一同。   そしてお互いに手を振り、帰途に着く任意とうにゅう、黒衣とSaxyunだった‥   任意:「読み始めてから1時間経過です。       こんなものまだまだ読んだうちには入らないよ〜」                            ‥ おしまい ¥e
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