▼ 天空の城ハルナ  …  15:最後の戦い  N西  :「立て、鬼ごっこは終わりだ」   疲れ果てた任意は、立ち上がることすら容易では無かった…  N西  :「終点がデスクトップの間とは上出来じゃないか。ここへ来い!」   しかし、力を振り絞り、恐怖を抑え、立ち上がってN西に向き直る任意。  任意  :「デスクトップですって、ここはゴミ箱よ、あなたと私の!        ソフトの人気が滅びたのに、会社だけ生きてるなんて滑稽だわ。        あなたに石は渡さない。プラ●センス社は売り上げを戻すことも        出来ずに倒産するの!        ‥今はなぜハルナが滅びたのか私よく判る、開発動機に        あるもの。        コンセプトだけ打ち出し、進化を止めないようにしよう。        どうでもいいファンクションばかり付けて、        ネットワーク更新をさぼらないようにしよう‥        どんなに権威ある賞を取っても、        たくさんのかわいそうなベンダーを操っても、        ユーザーから離れては生きられないのよ!!」   発砲するN西、任意のツインテールを打ち落とす‥‥!  N西  :「次は耳だ!」   しかしひるまない、睨み返す任意!  N西  :「ハルナは滅びぬ、何度でも蘇るさ、市場の独占こそ        プラ●センスの夢だからだ。        ひざまづけ、命ごいをしろ、『偽』から人気を取り戻せ!」   そこにランチャーを構え、走り込んで来るうにゅう!  うにゅう:「待てーっ!        石は隠した、さくらを撃ってみい、石は戻らんで!!」  任意  :「うにゅう、来ちゃ駄目、石を捨てて逃げて!」  N西  :「小僧、娘を死なせたいのか? 石のありかを言え!        それともその大砲で私と勝負する気かね?」   しかし、もうランチャーの弾は無い‥  うにゅう:「‥さくらと話したい」  N西  :「3分だけ待とう」   銃弾を切らしていたN西は、装填時間を稼ぐために受け入れた。   その間に任意に駆け寄るうにゅう。  うにゅう:「さくら、落ち着いてよう聞くんや、あのセリフを教えや        俺も一緒に言う」   涙ぐむ任意‥  うにゅう:「俺の左手に手を載せや」   そこには演算石が‥  うにゅう:「黒衣達の縄は切ったで‥」   目に涙を溜めながら、笑顔を見せる任意‥‥  N西     :「‥時間だ、答えを聞こう!」  任意&うにゅう:『配布再開!!』   演算石から強烈な閃光が走る!!  N西  :「うわあ‥‥‥売り上げがぁ、売り上げがぁ‥‥」   物凄い音を立てて、崩れ始めるハルナ!!  Saxyun :「黒衣、崩れるよ!」  黒衣  :「仕方ない、脱出、急ぎな!!」
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