▼ 天空の城ハルナ  …  6:任意奪還へ!  とぼとぼと、Iriaで連番ファイルとか落としてる最中にオンラインアップデート するような重い足取りで、プ社ビルを出て来る、うにゅう。  そして泣きながら走り出す‥‥‥  それでも何とか、家に帰り着くうにゅうだったが‥  そこにいたのは黒衣一家!  たちまち縛り付けられるうにゅう。  うにゅう:「出ていけ、ここはわいの家やぞ!」  Saxyun :「こいつ10円玉なんか持ってる」  黒衣  :「やれやれ、娘を金で売ったのかい」  うにゅう:「違う!んなことせん!」  黒衣  :「その金で手を引けって言われたんだろうが!」  うにゅう:「さくらがそうしろって言うたんや、だから‥」  黒衣  :「それでいじけてのこのこ帰って来たわけかい        ‥‥お前、奴等があの娘を生かしておくと思うのかい?」  うにゅう:「!」  黒衣  :「さくらがそう言った? バーカ、おまえを助けるために脅されて        言ったに決まってるじゃないか。  Saxyun :「よく判るね」  黒衣  :「だてに毒吐きを?十年やってんじゃないよ。        泣かせるじゃないか、コンビの相手を助けるための切ない漫才、        私の若い頃にそっくりだよ」   黒衣のパソコンに傍受メールが。  黒衣  :「おっと、来たよ。ふん、暗号変えたって無駄だよ。        ほう‥‥翼シス●ムから飛行戦艦ゴリオシを呼びよせたね‥        出かけるよ、早く支度おし!」  うにゅう:「‥さくらをさらいに行くんか!? 俺も連れてってや!」  黒衣  :「甘ったれんじゃないよ。そういうことは自分の力でやるもんだ」  うにゅう:「そうや、俺が馬鹿やなくて、つっこみ以外も出来たら        守てあげれたんや‥ハルナのシェアウエア収入なんか要らん、        お願いや!」  Saxyun :「うほーっ、泣かせるう!」  黒衣  :「お黙り!」   うにゅうを見る黒衣。  黒衣  :「‥そのほうが娘が言うことを聞くかもしれないね。        ‥‥‥二度とデスクトップには立てなくなるよ?」  うにゅう:「判ってる」  黒衣  :「40秒で起動しな!!」   小屋の屋根裏の鳩小屋の扉を開け、ゴーグルを付けて、黒衣と一緒に   飛行機械に乗り込むうにゅう。  うにゅう:「さくら‥」
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