▼ 天空の城ハルナ  …  13:ハルナ中枢  ‥その頃、ハルナの中枢部に到達するN西と任意。   N西  :「見たまえ、この巨大な演算石を!         これこそハルナの力の根源なのだ、すばらしい、         700年もの間王の帰りを待っていたのだ!!」   任意  :「700年?」   N西  :「君の一族はそんなことも忘れてしまったのかね」  古代文字の刻まれたキーボードに走り寄って、手帳をめくるN西。   N西  :「黒いキーボードだ、過去ログの通りだ、読める、読めるぞ!!」  N西の口調が狂気を帯びてくる‥   任意  :「あなたは‥誰?」   N西  :「私も旧い秘密の名前を持っているんだよ、リュ任意。         私の名前はロ・N西・巧・ウル・ハルナ」   任意  :「えっ?」   N西  :「君の一族と私の一族は元々一つの王家だったのだよ、         黒衣にパロられた時に二つに分かれたがね」  そう言いながら、キーボードのそばのソケットにペンダントの演算石を 差し込むN西‥  一方、翼シス●ムにハルナ発見の報告をするよう社員に命じていたプ社社長。   プ社社長:「もっと爆薬を持ってこい!」  N西達により、ゴリオシの無線は破壊され、見張り二人が重傷であった。  N西の入って行った隠し扉を爆薬で破壊して追おうとするが、びくとも しないのだ。しかし‥   N西  :「そんなことをせずとも、案内しますよ」  どこからともなくN西の声が聞こえ、隠し扉が開かれる。   N西  :「さあ、どうぞ」  社長達が走り込んできた先は、ハルナ最下層の展望台だった。   プ社社長:「な、何だここは、N西出てこい!」  すると、天井から現れるN西と任意のホログラフ。   プ社社長:「何の真似だ!」   N西  :「言葉を謹みたまえ、君は今プラ●センス社新社長の前に居るのだ!」   プ社社長:「正気か、N西!!」   N西  :「これから新社長の就任を祝って、諸君にハルナの力を見せて         あげようと思ってね‥‥見せてあげよう、ハルナのメールを!」  N西がマウスを動かすと、突如 Finite labo.にメールが送り付けられる、  たちまちのうちに公開停止に追い込まれる『偽』!!   N西  :「旧約聖書に出てくる、ソドムとゴモラを滅した通告文だよ‥         ラーマヤーナでは脅迫状とも呼ばれているがね。         全ネット界は再びハルナの下にひれ伏すことになるだろう!」  その威力に驚愕する一同。   プ社社長:「‥‥すばらしい、N西君! 君は副社長に抜擢だよ!」  そう言いながらN西に発砲する社長だが、当然ホログラフに当たるわけが無い。   N西  :「君のアホ面は見飽きたよ」   任意  :「!         ‥みんな逃げてー!」  N西に体当たりする任意、しかしそれを張り飛ばすN西。   N西  :「死ね!」  展望台の床に穴が空き、虚空へ消える社長、さらに穴は広がる、大慌てで 逃げ出す社員一同!!   N西  :「私をあまり怒らせないほうがいいぞ、当分二人っきりでここに         住むのだからな」   任意  :(うげ〜〜〜)
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