▼ 天空の城ハルナ  …  11:ハルナへ‥  ヘッドラインセンサに乗って、2ch.の巣の雲の中に突入した任意とうにゅう!  何故か雲の中に飛び交うアスキーアート!!  その前に、幻のように飛行船が飛ぶ、その操縦席に居るのは‥   うにゅう:「父ちゃん!」  飛行船も、その叫びも、アスキーアートの波にかき消される。  だが、それが去ると、前方はまるでアスキーアートで囲まれた回廊のように 開ける。任意たちを乗せて進んで行くヘッドラインセンサ。そして雲の外へ‥   どさっ!  ヘッドラインセンサが地面に着地し、任意と、うにゅうは投げ出される。  すると雲が吹き払われて行く‥。  任意たちの眼前にあるのは、古い宮殿のような建物と、美しい庭園、うららかな 春の日に野にひっそりと咲く菜の花‥‥   うにゅう:「ハルナ‥?         ハルナや、くくくく‥やったでえ!」  笑いながら地面に寝転がる任意とうにゅう。   任意  :「お昼寝したら気持ちいいだろうなぁ、         ‥とか思ったりし・ま・せ・ん!」  そこに何かが歩いて来る。ツインテールで、任意とよく似た格好をした、任意に 全然似てない女の子‥  その子は近付いてくると、ヘッドラインセンサを掴んでひょいっと持ち上げ、 そっと横に置く。元の位置の下には鳥の巣‥   任意  :「よかった、卵が割れてなくて‥」   うにゅう:「最近のヘッドラインセンサは攻撃力が低いからな」  とりあえず女の子に付いて、建物の中に歩いて行く任意たち。   うにゅう:「立派な街やったんや。それがどないして‥」  街の真ん中まで来ると、そこには巨大な木が生え、金属にもよく磨かれた石にも 見えるプレートがはめ込まれている。その前の地面にも‥   うにゅう:「これはクロウカードの‥」   任意  :「違うだろ」   うにゅう:「‥お墓やね」   任意  :「花がそなえてある‥」  横から花を持った女の子。   任意  :「お墓にそなえる花を摘んできてくれたの? ありがとう」   うにゅう:「さくら、それは『花』のカードや!」   任意  :「うるさいよ」  どこまでも静かな(うにゅう除く)、そして平和なハルナの庭園だった。  だが‥
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