▼ 天空の城ハルナ  …  8:再会!!  屋上まで逃げてきた任意。  N西は素早く社長室との回線を切り、指揮権を奪う。    N西:「N西だ、デスクトップロボットに通信回線を切断された、        緊急時につき私が指揮を取る。ロボットは屋上の少女を狙っている。        現れた瞬間に私のWeb日記を送信しろ、HTMLタグを抜け…」  その通り、屋上のパソコンにもロボットが現れる。思わず後ずさる任意。  だが、画面から光が伸び、任意の演算石と繋がる‥   SEND SSTP/1.1 ‥‥‥ 200 OK  画面の中で任意に敬礼するロボット‥‥  不思議そうに画面を見つめる任意。  が、その時、ついに日記が送信されて来る! 受信し表示してしまうロボット‥  そしてその、あまりに(略)な内容の日記を読み上げさせられたロボットは自己 嫌悪に陥りハングアップしてしまう。  さらに読んでしまった任意も、気力を無くして気を失い、演算石を屋上から外に 落としてしまった!   社員C:「やったあー!」   社員D:「おい、立て!」  屋上に駆け上がり、任意の髪をつかんで無理矢理引き起こす社員達。  しかし、その痛みを感じ取ったのか、ロボットが再起動!  大混乱に陥る社員!!  怒りに燃え、LANケーブル、シリアルケーブル、電話線‥ありとあらゆる手段で プラ●センス社中のパソコンやその他の機器に広がり、オーバーヒートさせたり、 発火させたり、爆発させたりするロボット!!  その頃、うにゅうや黒衣達の乗る飛行機械は、プラ●センス社が見える位置まで やって来ていた。   黒衣 :「どうしたんだい、まるで戦だよ!」  モニタの前で目を覚ます任意。炎上する本社ビル。  その真上には、移動して来る飛行戦艦ゴリオシの姿も‥   任意 :「やめてー、もうやめてー、お願い!」  任意がモニタに抱き付くと、ロボットは攻撃を中止する。  そしてモニタに何かの表示を‥  それは、うにゅうがすぐそばまで助けに来ていると言うメッセージだった。  任意が空を見上げると確かに、遠くの空にかすかに黒衣の飛行機械に乗る うにゅうの姿が!   任意 :(‥‥私を助けようとしてたんだ‥)  微笑み掛けるように、SSTPを送って来るロボット。  ‥しかし、そのパソコンとモニタをゴリオシの砲が貫く!!  既に社内の機器は破壊し尽くしたため、屋上のパソコン以外にロボットの居られる 場所は無く、ゴリオシも無線回路を完全に閉鎖していた、逃げることも出来ない。  任意にSSTPで別れの言葉を送ってくるロボット‥‥‥‥  切なさ炸裂で涙を浮かべてモニタに抱き付く任意‥‥‥‥‥‥  一方、うにゅうの側も、任意に気付く!   うにゅう:「あそこや、さくらがおる!」   黒衣  :「どこだって?」   うにゅう:「このまままっすぐ進んで、屋上におる!!」   黒衣  :「よーし、毒吐きは度胸だ、Saxyun、援護しな!」  社内に突入する黒衣とうにゅうの機!   うにゅう:「さくらーーーー!」   任意  :「うにゅう!」  だが、いくらSaxyunの援護が有るとは言え、ゴリオシの砲を相手では分が悪い、 一時回避する黒衣達。プラ●センス社が混乱から立ち直らないうちに一気に再突入 して任意を奪還しなければ!   黒衣  :「最後のチャンスだ、すり抜けながらかっさらえ!」   うにゅう:「よっしゃ!」  屋上を飛行機械で突っ切りながら、任意を抱きとめ、脱出するうにゅう‥‥  しかし、落とした演算石はハルナに向けてSSTPを送り続ける状態のまま、 N西の手に渡ってしまうのだった‥
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