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法で裁けぬ世の悪に、人知れず罰を与える二人の女性、ミサとカズハ。
今日の依頼は、ひどい体罰を生徒に常習的にふるい、怪我をさせながらも「愛情を込めた指導が行き過ぎただけ」と開き直り、刑事訴追どころか免職にもならず、口頭注意だけでのうのうと教師を続けている「暴力教師」の処罰だ。
「法で裁かれた方がマシだった」と思わせるようなキツーイ制裁が必要だろう。
ミサとカズハの二人は、その日、問題教師の通う学校に現れた。コロナ対応で今は生徒は登校していないが、リモート授業もない体育教師の彼は、体育館やプールで暇をつぶしていることを二人は掴んでいた。
人気のないプールで、その学校指定の水泳パンツ(ブーメラン型)に着替えたミサとカズハは、上半身は男子のように何も着けず、形のよいオッパイも乳首も丸見えだ。そしてそんな姿の女性二人がいきなり目の前に現れたものだから、
男は面食らいながらも、下卑た欲情に股間を膨らませるのがわかった。
「ねえ、暇なんでしょう? 私たちと楽しい事しましょうよ」
二人の誘いにまんまとのってくる男。屈強な体育教師とはいえ、隙だらけだ。男の体に絡みつくと同時に、口を鼻にハンカチを押し付け、薬をかがせて気絶させることなど、たやすかった。
(つづく)
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