応急処置( RICE処置 )
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★ケガの仕組み

”ケガの仕組み”なんて小見出しを付けるほどたいそうな内容じゃないんですが(笑)、応急処置の意味を知るためにも、まず初めに、簡単なケガのしくみをチョビットだけご説明しときますネ。

ケガというのは、筋肉や血管の一部を損傷し、出血したり腫れたりする状態ですよね。
その場合、
ケガを最小限にくいとめる→つまり出血や腫れを止めるために最も有効な方法は冷やすことです。

でも、ケガをしたからといって、いつまでも冷やし続けていてはいけません。

ケガの状態が治まってきたら、今度は、
損傷した組織を修復するために、栄養たっぷりの新鮮な血液をどんどん送り込んであげることが必要です。それには、血行を良くする→温めることが有効です。

なので、
ケガの直後や、出血や腫れがある時期は冷やし
慢性痛などは、温めることが良いというわけです。

ただ、なぜ冷やすのか、なぜ温めるのかの意味は知っていても、そのケガをいつまで冷やすか、いつから温めれば良いかの見極めは素人では難しいところがあるので、やはりお医者さんできちんと診てもらい、治療してもらうことが肝心。
ケガをしてしまったら、レントゲン設備のある整形外科にすっとんでいく!
これが一番大切なんですが、いざ「やっちゃったー!!」という時、体育館のちょーど隣にお医者さんがあって、他の患者を後回しにして手当てしてくれる♪ とかいう都合のいい状況でない限り、その場での応急処置が必要。基本的な手当てだけは、是非覚えておいた方が良いでしょう。
素早く適切な応急処置ができるか否か、それが、その後のケガの回復具合をかなり左右するようです。



★手当ての基本は RICE処置(応急処置)

RICE処置とは、下にあげるケガの応急手当ての4つの原則の頭文字をとった言葉です。

1、
Rest(安静)
2、
Ice(冷却)
3、
Compression(圧迫)
4、
Elevation(高挙)

1、Rest(安静)

痛い!」とか、「これはおかしい・・」と思ったら、とにかくプレイを一時中断して安静にするのが第1の鉄則!
様子も見ずに大したケガじゃないと決めつけて、そのままプレイを続行していると、ケガした箇所の周囲の血管が切れるなど、ケガをどんどんひどいものにしまったり、新たなケガを発生させてしまったりするので、まずは練習や試合を中断する勇気が必要。
スポーツマンたるもの、時に潔さも肝心です!(とりあえず、自分のことは棚にポイ・・笑)


2、Ice(冷却)

捻挫、肉離れ、靱帯の損傷、打撲、骨折、脱きゅうなど、たいがいのケガの場合は内出血と腫れが起こります。この内出血と腫れを最小限にくいとめる(=組織の再生を促し、回復速度を速める)ために、一番有効なのが冷却(アイシング)、つまり患部を氷などで冷やすことです。
腫れあがってしまってからでは傷の治りが遅くなってしまうので、そうなる前に、つまりケガをしたら
一刻も早く冷やすことが第2の鉄則!
1回の冷却(アイシング)は、20分から30分程度が目安。冷たくて痛い感じを通りこし、感覚がなくなったら休み、インターバルをおいてまた冷却と繰り返します。
氷水の入ったバケツに患部をひたしたり、氷の入ったビニール袋で患部を冷やすのが良いのですが、この時、凍傷にならないように注意してください。
また、コールドスプレーをふきつけるだけとか、湿布薬を貼るだけで済ませてしまう人もよく見かけますが、あれはホントに軽微なケガの場合にしか効果はないそうです。

氷を常に用意しておくことは難しいので、私はよく、一発パンチすると中の小袋が破けて化学反応を起こし冷たくなる保冷剤を持ち歩いています。(ドラッグストア等で売っています。)
冷たくなっている時間はパッケージに表示されているほど長くないものの、2個あれば最低でも30分くらいはしっかり冷やせますし、瞬間的にしか冷えないコールドスプレーに比べれば、ずっと効果的だと思います。

クライオキネティックス 「あっと驚く研究のページ」より
     ↑
軽いケガの時に限り、オススメのアイシング法の一つです。
「あっと驚く研究のページ」の管理人さんにお断りしてリンクしてあるのでいってみてください。


3、Compression(圧迫)

包帯を巻くなどして患部を適度に圧迫することで、損傷した組織の細胞液が他の部分に流れ込むのを防ぎ、内出血とはれをくいとめます。つまり、圧迫も冷却(アイシング)と同時に、はれあがる前に素早く行うことが必要。
ただし、圧迫が強過ぎてしまうと却って症状を悪化させることもあるので、決してぎゅーぎゅー包帯を巻いてしまったりしないよう、あくまで慎重に!
はれてきそうな部分にパッドやスポンジをあてて、伸縮包帯や伸縮テープを巻くとより良いとのこと。圧迫の時間の目安も20分〜30分程度です。


4、Elevation(高挙)

ケガをすると、損傷した部分から血液やリンパ液があふれ出してたまってくるため、腫れがおこります。この時、患部を心臓より高い位置に保ってあげると出血が減り、血液が心臓に戻りやすくなって腫れを抑え、早くひかせることができます。
心臓より下にいくほど、ケガした場合に細胞液がたまって出ていきにくい=腫れやすいので、腫れが大きくなる足首などは特に、寝て、座ぶとんなどで高くした上に安静に保ってあげると良いですね。



★体がつっちゃった時の処置 & その予防。


「足がつっちゃった!!」という時、あわててコールドスプレーしている風景をよく見かけますが、あれは厳禁! 逆効果です。
ケガは基本的に、すぐ冷やすことが大切ですが、つった時は違います。
とにかく、患部を
温めることと(熱性ケイレンは別です。)、水分補給、そして酸素補給
水分補給も、既につってしまった後では、キンキンに冷たいものより常温のスポーツ飲料が良いそうです。急いで水分補給しなくて大丈夫な状態なら、あたたかい飲み物をとって体の中から温めることも良いとのこと。
(ちなみに私は、足がつってしまったので休んで水分補給をしていた時、冷たい飲み物をもったその手の指が、冷たさに反応してつってしまったことがあります。)

つった程度が軽い時は、
マッサージもよく効きますし、テーピングによってプレイを続行できることもありますが、つった状態のままプレイを続けたことによって、捻挫などの大きなケガを引き起こすことは多々あるので、無理は絶対に禁物です!(ここも、自分のことは棚にポイッ♪・・笑)
また、ひどくつってしまった時は、マッサージどころか、ほんのちょっとした刺激で一層ひどくつってしまうので、とにかく
安静が第一!!


体がつらないように予防するためには、

ストレッチやランニングなど、ウォーミングアップを充分に行う。
のどが乾く前にこまめに水分を補給する。
 (のどが乾いた、と感じた時点で、すでに脱水症状の初期だそうです。)
バナナを(いっぱい!・・笑)食べる。
梅干しや塩をなめる。(ナトリウム補給)
寒い時期は、つりやすいふくらはぎなどを、動いて温まるまでサポーターなどで保護する。
汗をかいて濡れたウェアは、冷たくなって体を冷やしてしまう前にこまめに着替える。
 (足がつる人は、特にソックスに注意。)

などのことが一般的です。

でも、こういうことを実践していてもなおつってしまうという人は・・・、(わしや、わし・・笑)

つりやすい部分に、塗ると熱くなるタイプのクリームをあらかじめ塗っておく。
 *私はこれが効果的。商品名で言うと「レッドキックホット」などを愛用しています。
 
*この欄で一度、「パスタノーゲン」も効果的と書いてしまいましたが、あれは塗った当初はスースーと冷やしてしまうので、
  つり予防には逆効果(自分で人体実験済み・・笑)でした。スンマヘン!! つった後(練習や試合の後)のケアには良いと思います。
試合などで運動量が多くなる場合、いくら気をつけても水分補給が間に合わないという人は、試合の前日から こまめに水分をとる”ウォーターローディング”を実行する。
漢方薬のツムラの68番(芍薬甘草湯)を試合前後に服用。

などという荒技?もあります。(笑)

また、体がつる状態が治まっても、シャワーあびる時は要注意!
シャワーの水やお湯がかかった途端に、また、ひどくつって全身痙攣まで起こってしまい、シャワールームから救急車で運ばれた人も多いとか・・・。きょ、きょわいっ・・。
お医者さんに聞いたところ、「心臓と四肢の筋肉は成分がちがいますので 心臓麻痺にはなりませんが、むしろ狭心症や心筋梗塞などを心配してください。」とのことでした。
気をつけましょうね、皆様・・。^^


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