カツオの独り言(1)

エッチメディアと性犯罪について思うこと


 私はご覧のとおり、あれほどまでにお下劣、低俗、犯罪的なイラストや文章を書きまくっている人間です。しかし現実の性犯罪は決して許してはならない、もっとも卑劣な行為だと考えています。
 人には欲求があります。男にも女にも性欲があります。そしてその形態はまさに十人十色、人によっては実に淫らで実に倒錯的で、時として実に反社会的かつ犯罪的な好みを持つ人もいます。しかしそれが「好み」であり、どんな事に欲情するかという個人内面の「favorite」であるうちは、何人なりともそれを規制したり、否定したりすることはしてはならないし、またできないと考えます。
 しかしながら、社会の中でその「好み」を実際の行動に移してしまった場合、内容によっては社会的に絶対に許されない、刑罰の対象となるような場合もあると思います。
 実社会では絶対に許されない事だからこそ、想像の翼を広げて妄想の中に遊ぶ....それこそが人間という社会的動物に与えられた最高の能力の一つだと思います。行動と想像(創造)を分離コントロールできるからこそ人間は人間であり、万物の霊長と呼ぶに値する存在だと言っても過言ではないでしょう。
 私が売(買)春やレイプなどといった現実の性犯罪行為を極端に忌み嫌うのは、それが単に「モラルに反するから」「悪いことだから」というだけの理由ではありません。それらが自分の性的好みを頭の中で楽しもうとはせずに、金や暴力の力を借りることによって、欲求を安直に具現化しようとした行為だからです。それは人間だけに与えられた「想像(創造)」という宝物のような能力をあっさり否定し、その対極に行ってしまった行為に他なりません。
 自分が一番好きで一番楽しんでいるエッチな妄想や創造。それをするのではなく、金や暴力であっさり具現化してしまおうとする性犯罪行為は、まさにカツオの究極の敵と言えるでしょう。

 女性や児童の体、心、そして命までもを踏みにじる性犯罪。それはあらゆる意味で人間性の否定であり、断固許してはなりません。そういう意味では、私は今の日本の法体系にも問題があるように思えてなりません。
 レイプは殺人と同等の重犯罪です。なのに被害者が訴えを取り下げたとか、示談が成立したとかで刑事罰を問わなかったり、判決が出てもわずか数年や数ヶ月で出所したり....と、あまりにも刑罰が軽すぎるように思うのです。レイプ「程度」でそんな重い罪に問うのもどうかな?....みたいな部分が日本の法律関係者にあるとすれば、彼らこそが最悪の性犯罪者ではないかと思います。
 強姦殺人は勿論のこと、犯意の明らかな婦女暴行には死刑または終身刑(無期ではなく)を適用すべきだと思います。
   法体系が「レイプ(性犯罪)とはこれほどひどい犯罪なんだぞ」という断固とした態度を示さないことこそが、まさに性犯罪増加の最大の要因ではないかと思います。

 エッチメディアとは何なんでしょうか?
 性犯罪の誘引?
 犯罪に向かわないための人の欲求の健全なる発露?
....私は後者であると信じたい。そのためにも、社会が「想像(創造)を尊重することの大切さ」と「犯罪行為を断固処断することの大切さ」を車の両輪として確立する必要があると思います。
「実際の行為は絶対に許されない....だから妄想で大いに楽しもう!」そういった「より人間らしい」社会の確立を願ってやまない磯野カツオなのであります。


戻る