■ 走矢灯 JUNK TEXT 98年冬
【最終更新時】
■ 季節で切ったら (98/12/18)
というわけで今回は98年冬…になりましたが、99年の1,2月も含んでしまいますね。すっかり忘れてました。とりあえず面倒なのでこのまま(ぉぃ)。
■ 大掃除中に漫画増やしてどーする(^^; (98/12/17 〜 18)
台所を掃除してたのですが雑巾や布巾を使い果たして、掃除より先に洗濯しなけりゃなあ…と中断。中断ついでにと古本屋に。
まず、「フロイト1/2」(川原 泉/白泉社/花とゆめCOMICS)。これは泣きました。
伏線の解き方というかタネの明かし方というか、見事。
あと、「時間旋律」「ネットワーク・ポプリ」(柳原 望/同)。
この人は【お薦め少女漫画】で紹介されてました。冒頭から「僕の好きな作家さんの紹介です。わかつきめぐみさん・谷川史子さんとか色々」と書いてある辺りからして好みは近いんだろうと思ったら、大当たり。
この中では「時間〜」に収録の「101番目の伝説」が一番好きです。時間〜のほうも、タイムパラドックス物?の通例通りちょっと複雑な話にはなってしまってますが、いい話です。
「ネットワーク〜」は近未来パソコン通信物。パソ通やってた人間としては物足りない部分もありますが。
というわけでいい作品に出会えた1日でした。
ではおやすみなさい…(←洗濯はどーした、洗濯は(^^;!!)
■ 現実的物語が現実を超えたら (99/1/27)
物語の多くは作り手の憧れを含むものです。現実を変えたいという思いをぶつけてみたくなる人も当然居るでしょう。
が、物語が現実を超えてしまうことは、リアリティを欠く要素にもなります。
元々設定自体が現実離れしているなら、いくら現実を超えてしまおうがそういうものだと割り切れますが、現実的な設定の中で現実を超えてしまうと、かえって「こんなことあるわけない」印象が強まることが多いです。
かと言って現実の厳しさばかり書き連ねて、主人公はそれに対してなす術もなく…では悲しいので、実にバランスの取りかたが難しいわけです。
…いや、実際今描いてる漫画がそうなりそうなので。FSW文化、アマチュアプログラムの世界。パソコンは「進歩」によって何を得、何を失ったか…等。
とりあえず、頭の中では10ページくらい出来てますが、その先が見えない話ではあります。実際の進行状況は冒頭の場面の2ページ分のネームが出来て、作画に掛かってるところですが、このまま描いてしまっていいものか…?
私自身、もう少しプログラムのほうも鍛えないと説得力を持ちにくい話かも知れませんね。漫画描いてもプログラム書いても中途半端…。
■ メモリオペレーシングシステム (99/2/10)
8bit時代の多くのパソコンにとって、BASICは開発言語であると同時にOSでもありました。それは作りとしては、外部記憶を主体とした(広義の)DOS、ディスクオペレーシングシステムとは対照的なものです。言うなればメモリを主体にした「メモリオペレーシングシステム」でしょうか。
ので、初めてDOS(MSX-DOSでした)には相当面食らったものです。例えば「ファイルを編集」という発想が理解に苦しむわけです。BASICの世界では「ファイルからメモリに読み込んで編集して、ファイルにセーブ」なのですし、エディタ起動していきなりファイル名を聞いてこられても「まだ何も書いてないだろ〜??」と思うわけで。
逆に、DOS慣れした人のBASICプログラムを見ると、必ずといっていいほどプログラムの最初に「'save "ファイル名"」(プログラムをファイルに保存する命令です)のように書いて、ファイル名を宣言と言うか固定してしまっていたものです。
当時のBASIC体系は、プログラムやデーターをカセットテープに保存していた頃の環境を前提に作られたものでした。「ランダムアクセス出来る外部記憶装置が無い」状態です。
これはコンピューター史の中でもかなり例外的なものです。昔は大型コンピューターもシーケンシャルな磁気テープだったじゃないかと言う人も居るでしょうが、同時期には大抵パンチカード(穴の開いた紙のカード。バーコードみたいなものと思って下さい)も併用していたわけで、こいつは手動ランダムアクセス(?)が効くわけです。
(実際、大学のFORTRANの授業で異様に記述の古い教科書使ってたのですが、ファイルの読み込み命令がパンチカードの読み取り命令として説明されてたりしました)
よって、「メモリを"場"として意識し、オンメモリを前提にプログラムを組む」独特の体系が構築されていたわけです。それ故にフロッピーディスクの普及と、それに伴うデーター量の増加に付いていけず、MS-DOSに取って代わられることになったと思います。
元々あまりデーターの多くない、小さなプログラムを手軽に組むのに適した言語です。いくらディスク操作命令を追加してみても、多量のデーターを扱い、ディスクを読みまくる「ディスク的なプログラム」を組むには向かなかったのです。
かくして「メモリオペレーシングシステム」は姿を消してしまいました。メモリは「場」でなく「量」として認識されるものになりました。
それから7,8年。リムーバブルメディアからブートしても、そのディスクを抜くと身動きが取れなくなってしまうOS(こんなにメモリ積んでるのに!)。湯水のように浪費されるメモリ…
本当にこれで良かったのでしょうか?
昔のBASIC環境が今より使いやすかったとは言いません。しかしその設計思想には、今だからこそ再評価されて然るべき部分があるように思うのです。
■ A:とB:の交換 (99/2/19)
またしてもHDDが変な音を立て始めました。前もCG描いてた時だったような気がしますが、長時間パソコンの電源入れっ放すのはCG描いてる時が多いと言うことかも。まあ長時間と言っても描いてるより画面をボーッと眺めてる時間のほうが長い気がしなくもないですが。
今回はそろそろ本格的なバックアップ考えておかないと…と思って、ほとんどWinのスワップファイル専用に使っていた(実はFreeBSD入れようと思って繋いでインストールに失敗して挫折した)NEC D3711(実容量165MB/圧縮後約260MB)に環境をコピーして、元の CONNER CFS210A(実容量203MB/圧縮後約340MB)と内部で位置を交換してみました。
容量がちょっと足りないかなと思ったんですが、元々多少の空きは有りましたし、データー等をMOに移せば大丈夫なようです。しかし通信ログ(Web掲示板含む)が85MBもあるとは思わなんだ…。
ちなみに「Win95は3.1と違ってファイルをコピーしただけでは駄目」とどっかで読んだ気がしますが、実際やってみたら \WINDOWS/\Program Filesの両ディレクトリと、SYSTEM.1ST と起動ファイル関係をコピーしただけであっさり動きました。
それにしてもIDEの(SCSIも?)フラットケーブルのコネクタ外す時に圧着が剥がれるというか壊れやすいんですが、何か上手い外し方無いんでしょうかね?
■ ドライブスペースの重複ファイル (99/2/19)
Winのドライブスペースを起動可能なドライブに掛けると、起動関係のファイルが実ドライブ(ホストドライブ)と圧縮ドライブの両方に出来ます。が、両方とも使われているのではなく片方は削除しても大丈夫です。今回ついでにその辺りを調べてみました。
ホストドライブのほうを残す(圧縮ドライブ側は消して構わない)のが
IO.SYS/MSDOS.SYS/DBLSPACE.BIN/DBLSPACE.INI
…で、圧縮ドライブのほうを残す(ホストドライブ側は消して構わない)のが
COMMAND.COM/CONFIG.SYS/AUTOEXEC.BAT
…です。まあ感覚的に当たり前といえばそうなのですが。
なお、DRVSPACE.BIN(中身はDBLSPACE.BINと同じ)は両方消してしまって構わないようです。最初にあるのはDRV〜のほうなのですが、いつの間にかDBL〜が出来ていて、(DOS7の)起動時に読み込まれるのもDBL〜のようです。
走矢灯 JUNK TEXT(TF****.HTM) 設置:98/2/8
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