■ モバイルギア/メモリ関係

■ 登録ソフトのDLLを0バイトファイルに

 登録ソフトはプログラム(.EXE)中で使ってなくても、DLLファイルが必要な仕様になっていますので、DLLは置いてあるだけのダミーであるソフトも多いです。ので、例えば Uniexitの場合、uniexit.dll(4バイト)を、エディタで中身を消してしまうなりして0バイトファイルにしてしまっても正常に動きます。
 見かけは4バイトしか減りませんが、実際はクラスタサイズ分(1024バイト)の節約になります。それでもせこい技には違いありませんが(^^;。

■ DBLSPACEで内蔵RAMディスク圧縮

 MK-12以降(MK11かも)では、ディスク圧縮ツールのDBLSPACEが組み込まれています。
ちなみに I:,J:が圧縮ドライブで、それぞれC:\ の DBLSPACE.001と DBLSPACE.002が正体です。
 が、せっかく組み込まれているにもかかわらず、ROM容量を稼ぐためだけに使われており、なぜかRAMドライブの圧縮は考えられていません(;_;)。
 しかし、実はこれを使って内蔵RAMディスクやフラッシュカードの中に圧縮ドライブを作って、容量を稼ぐことも可能なのです。

 ただし、MS-DOS6.2に入っている、DBLSPACE.EXE,DBLSPACE.0ID の2つのファイルが必要です。Win3.1にもDOS6ベース版なら入っているはずです。場合によっては DBLSPACE.1IDというファイルも必要かも知れません(未確認)。

 ちなみに98版でも構いません(私は98版しか持ってません(^^;)。DBLSPACE.EXEは単に起動するとメニュー形式での操作になり、この場合は機種依存するのですが、コマンドラインオプションで動作を直接指定する場合は大丈夫です。
 AT版をもっている人もメニュー形式で使うとSCANDISKやDEFRAGを呼び出して面倒なのでコマンドライン形式で使うほうがいいと思います。

 とりあえず、内蔵RAMディスクの中に圧縮ドライブを作る方法を説明しますと、まずD:
を1.4MB程度開けてください。
 次に前述のファイル2つをモバからアクセスできる位置に置いて

  DBLSPACE /CREATE D: /NEW=K: /SIZE=0.5

 と入力すると、ドライブ K:が出来ているはずです。同時に D: の中に出来る DBLSPACE.001というファイルがその実体です。

 なお、途中で「ドライブ B: にディスクをセットして何かキーを押してください」と出ることがありますが(出ないこともある)、モバにB:は無いので無視してキーを押せば大抵先に進めます(たまに終了してしまうこともある)。

 …というわけで、圧縮ドライブが使えるようになりましたが、これで作ったドライブは、一度リセットすると認識されなくなってしまいますので、リセットした後は再度取り付ける必要があります。それには

  DBLSPACE /MOUNT=001 D: /NEW=K:

 と打ち込みます。ドライブ Kを取り付けましたと出て、再度 k: が使えるようになるはずです。フラッシュカードの場合もこの応用で出来ると思います(未確認)。詳しくはDOS6のヘルプを参照してください。


 注意点ですが、このドライブの安全性はそれほど高くないはずです。本来 DBLSPACEは DOUBLEGUARDという、圧縮ドライブのデーター破損防止のための安全装置を一緒に常駐して使うのですが、元々モバでは通常壊れるはずのないROMディスクでの使用しか考えられてないため、DOUBLEGUARDは組み込まれてないのです(組み込むとその分常駐量も増えるし、システムパフォーマンスもわずかに下がるので)。
 あんましこまめに更新するデーター等に使うのは避けたほうがいいかも知れません。

 やっぱし内蔵RAMディスクの圧縮はシステム側で考えてほしかったですね。

走矢灯 モバイルギア/メモリ関係(MGMEM.HTM)  設置:98/10/9

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